令和2年4月27日 関係事業所/利用者様各位 緊急事態宣言および北海道における緊急事態措置の発令をうけて いつも大変お世話になっております。全国への緊急事態宣言が16日に発令し、特定警戒都道府県となる北海道からも、17日より緊急事態措置が発表されました。近隣の市町村でも多数の感染者が出ており、非常に緊張感の高まる事態が続いております。 皆様におかれましては、訪問時の体温測定などにご協力いただき本当に感謝しております。今のところ皆様の無事を確認できており、なにより安心しております。 北海道の公表によりますと、4月26日現在恵庭市の感染者は5名という発表ではありますが、石狩管内における、居住地非公表の感染者は30名以上おられます。この中に恵庭市在住の人が多数いる可能性もあり、決して楽観できる状況ではありません。 特に近隣での介護関連施設でのクラスター発生は、私たちも他人ごとでは済まされない状況と危惧しております。コロナはすぐそこにある身近な問題です。介護では、身体に接触を避けられない場面も多々あり、リスクの高い現場となり得ます。引き続きヘルパー一同、細心の注意を払い予防対策を徹底してまいりますが、皆様におかれましても、十分気を付けてお過ごしくださいますよう改めてお願いいたします。 日々の不安やストレスを誰もが抱えていますが、優しさ、思いやり、助け合いの心までコロナに奪われないようにしましょう。今はだれにでも感染のリスクがあり、どれほど注意しても目に見えないウイルスを防げない状況があることも現実です。感染した人を責めるべきではありません。ただ一人一人が自覚を持ち責任ある行動をすれば、救える命が増えるのです。それは、自分や自分の大切な人の命でもあります。過剰に反応する必要はありませんが、一人一人の心がけと、努力でこの困難な時期を乗り越えましょう。 ひだまりに関わる全ての人の安全と健康を心から願っております。このことで誰も苦しまないでください。誰も死なないでください。私たちの願いはそれだけです。繰り返し皆さんにそのことを発信していくことも大切な役割であると思っています。 私たちに今できることを、事業所としてまとめてみました。もうすでに行っておられることもあるかもしれませんが、ご参考にしていただければ幸いです。 合同会社ケアライフ・プランニング 代表 山下 朝子 訪問介護センターひだまり 管理者 水口 麻美 今わたしたちにできること ・政府や自治体の指示に従う 3つの密を避けること、不要不急の外出を控えること、手洗い、うがいや咳エチケットの徹底など政府や自治体が繰り返し警告している指示に従いましょう。 外出を控えることは何よりの予防策です。買い物も、なるべく日持ちをするものを買うように心がけたり、回数を減らすことができるよう工夫してみましょう。病院の通院も、電話診療で処方箋を発行してもらうことやオンライン診療に対応している病院もありますので、一度病院やケアマネージャーに相談することができるかもしれません。 ・毎朝、毎夕の体温測定や健康管理の徹底 できれば毎日同じ時間に体温を測り、咳や痰の症状、倦怠感や味覚、臭覚の異常はないか、のどの痛み頭痛はないか確認しましょう。 ・しっかり食べて栄養をつけ、睡眠をとりましょう。 バランスのとれた食事を3食欠かさず食べ、身体の調子を整えましょう。規則正しい生活をし、しっかりと睡眠をとることも免疫力を維持することに役立ちます。 ・お口を清潔に保ちましょう。 毎食後、寝る前の歯磨きを徹底しましょう。義歯の清掃もとても大切です。 口腔ケアのメリット ①ウイルスが人に感染するのに必要な酵素を減らすので、感染への水際対策になります。②腸内細菌のバランスが整い免疫力が上がるため、ウイルスに感染しにくくなります。 ③歯周病菌による炎症や誤嚥性肺炎になるリスクを下げ、ウイルスに感染しにくくなります。 ④口からウイルス感染することもあるので、口腔内を清潔にすると感染するリスクが下がります。 正しいうがい方法 (1)口に水を含み、少し強めに「ブクブク」と口の中をゆすいで吐き出す (2)口に水を含んで上を向き、約15秒のどの奥まで「ガラガラ」とうがいをして吐き出す (3)もういちど「ガラガラ」うがいを約15秒して完了 ・身の回りを清潔にしましょう。 新型コロナウイルスは、飛沫(ひまつ)感染と接触感染でうつるといわれています。 一人一人の手洗いや咳エチケットの徹底はもちろんのこと、感染のリスクを下げるためには、環境整備にも心掛けましょう。 手で触れる部分を消毒しましょう。 ドアの取っ手、電気のスイッチ等不特定多数の人が触る場所は特に、次亜塩酸ナトリウムなどを薄めて拭くと効果的です。(別紙参照)電話やスマホなども清潔にしましょう。買い物で買ってきた商品にもウイルスがついている可能性があります。おうちでもこまめに手洗いしたり、可能なら外から持ち込んだものを消毒することもできるかもしれません。靴がウイルスを運ぶとも言われます。玄関をいつも清潔に保ちましょう。 外では、エレベーターのボタンや、ATMのタッチパネル、買い物カートなど不特定多数の人が触る部分に触れた時には、手指の消毒手洗いを心がけましょう。 ・正しい情報を取り入れて、冷静な判断を 現在、新型コロナウイルスについては様々な憶測とデマが流布しています。正確な情報を信頼できる情報源から取り入れて、パニックにならないよう注意しましょう。 ・自宅でもできるちょっとした運動で体を守ろう 外出は制限されていますが、ストレッチやラジオ体操のような自宅でできる運動をしたり、テレビを見ながらでも足踏みしてみるなど、できるだけ身体を動かし筋力を維持するよう心がけましょう。 ・家族や友人と支えあいましょう。 電話やビデオ通話などを活用して孤独にならないよう、意識して交流を続けましょう。 食材や生活用品の買い物、病院への移動に困ったときにどう対処するか、事前に話し合っておくのは助けになります。不安なことがあるときは、お伺いするヘルパーに話したり、事業所に遠慮なく連絡してください。 コロナに負けず、みんなで支えあい頑張りましょう! 訪問介護センターひだまり |